

1996 年5月に札幌市北区北21条に第1号店「VOYAGE」開店。店名の読みは「ヴォイジュ」。英語の読みのヴォイェージとフランス語読みの「ヴォヤージュ」からの造語。たった9席からのスタートである。当時は作ったカレーを札幌市内のカレー屋に卸す仕事がメインであった。今ではちょっと信じられないことだが、この段階でのヴォイジュはカレー屋ではないのだ!! コンセプトは「GRILL&SPICE」。
名作「カルディラーダ・ペスカトーレ」、「モルディブ・スープカリー」、「カリーアンダマン・マゾヒスクティックスパイス」、「カリーアーユルヴェーダ・ YAKUZEN」などが出現したのはすべてこの年である。実のところまだまだメジャーではなかったこの時期は、毎日が創作の日々だった。新メニューはどんどんと入れ替わり、最短5日ほどでなくなったカレーもあった。今のヴォイジュの基本はほぼこの時期に形成されたといっていいだろう。
北大生を中心とした強力なファンが出てきたのはこの頃である。店舗のリニューアルも行った。9席だった店内は約14席に。だんだんとスープが売り切れてお客さんを帰すことになる日が増えてきたののもこの時期。この頃までは知る人ぞしるマニアックなお店だった。だんだんと札幌のマスコミ関係者が食べにくるようになったのもこの頃だったように思う。
この年は旧ヴォイジュのラストイヤーである。この頃はすっかりスープカリーの店として認知されるようになっていた。一日のスープストックは4時間ほどですべて売り切れる日が続くようになる。食べて頂くことが出来ずに帰って頂いたお客様も一日に10人以上なる日も。お金儲けのためではなく、このままではお客さんに満足してもらえないと店主が思い悩み、結果として新しい店を展開することを決意する。
店舗を札幌市北区北21条から北13条へ移転。もともとコンビニだった大きなスペースを見つけ、新店舗「PICANTE」(スペイン語でぴりっと辛い)としてオープンする。厨房面積も数倍、席数40席に生まれ変わる。いきなり単月黒字を記録。怒濤の日々が始まる。なんとこの年に早くもスープ売り切れでお客さんに帰ってもらうことになる。またまた店主悩む。
新展開、新生「VOYAGE(ヴォイジュ)」を北区北24条に開店。新しいメニューの開発を担う実験店舗として位置づける。オープン当初、定期的に札幌のインディーズ&プロのミュージシャンを招いてライブも行なった。なんと、開店記念ライブには札幌のブルースバンド「BAKER SHOP BOOGIE(べーカーショップブギ)」が出演。このときは店の入り口まで人があふれた。
札幌のスープカレー人気の反映と、札幌カレー会議の発足等の様々な影響があり、雑誌の全国版にも多数掲載されるようになる。雑誌等のメディアやインターネット上で行われたスープカレー店の人気投票などで上位を頂くことが多くなり、大変うれしいニュースが増える。お客様には感謝カンシャ・・・<(_ _)>。
店舗を北23条西3丁目に移転。席数も大幅にアップする。おかげさまで売り上げも右肩上がりが続く。またこの年は、法人の設立や姉妹店「PICANTE」のリニューアルなどあわただしく忙しい日が続いた。
さらなる飛躍を求めて、店舗を現在の北22条西5丁目に移転。
東京新宿の百貨店「伊勢丹」で開催された北海道物産展に姉妹店「Picante」が出店。現在に至る。